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洋楽ロック人気ランキング【2024】
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洋楽ロック人気ランキング【2024】

これまでに人気があった洋楽のロックをピックアップしました。

再生数の多かった曲をランキング形式で紹介しています。

どのような曲が人気なのかこれを見て参考にしてみてください。

プレイリストも更新中です。

もくじ

洋楽ロック人気ランキング【2024】

The Valentyne SuiteColosseum

厳かなハモンド・オルガンの響きとともに、バンドの中心人物でありテクニカル・ドラマー、ジョン・ハイズマンさんによるイントロのドラムスが入ってくる瞬間は、いつ聴いてもぞくぞくしていまいます!

イギリスが生んだプログレッシブ・ロック~ジャズ・ロックの草分け的な存在であるコロシアムが1969年にリリースしたセカンド・アルバム『Valentyne Suite』のラストを飾る同名の大作『ヴァレンタイン組曲』は、タイトル通り3つの楽曲で構成された組曲であり、シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』における最後の3ヵ月をテーマとしたドラマチックな名曲中の名曲。

バンドの持っていたブルース・ロックの要素も残しながら、ビッグ・バンドのようなアレンジを持ちこんだサウンドであり、その構成力はまさに圧巻の一言ですね。

ジャズ的なアプローチはドラムスとサックスなどに濃厚ながら、オルガンやピアノの音色はクラシック音楽的でもあり、重厚なバンド・アンサンブルはハードロックにも通じるものがあります。

むしろ並のハードロックが裸足で逃げ出す迫力のサウンドは、まさに60年代が生んだ英国プログレッシブ~ジャズ・ロックの金字塔的なものである、と言えましょう。

KOH-1

Birds of FireMahavishnu Orchestra

神秘的な響きを持つマハヴィシュヌ・オーケストラは、突出した演奏技術で知られるイギリス人ギタリストのジョン・マクラフリンさんを中心として1970年に結成されたバンドです。

ジャズ・ロックの先駆者的な存在であり、ジャズやロックのみならずグループ名からも推察されるように、インド音楽からの影響を感じさせる独自のアンサンブルで多くの音楽ファンを熱狂させました。

本稿で取り上げている『Birds of Fire』は『火の鳥』という邦題でも知られている同名のセカンド・アルバムのオープニングを飾る楽曲で、同アルバムはジャズ・ロックというカテゴリーにおいては異例の全米チャート15位を記録したエポックメイキング的な作品でもあります。

マイルス・デイヴィスさんとの仕事でマクラフリンさんとともに活動した超絶ドラマーのビリー・コブハムさんを筆頭に、後に映画音楽家としても大成するキーボーディストのヤン・ハマーさんやエレクトリック・バイオリン奏者のジェリー・グッドマン、ベーシストのリック・レアードさんといった名うてのプレイヤーが一堂に会し、それぞれの個性を十二分に発揮させたサウンドは永遠に色あせるものではありません。

まさに火の鳥の如き天上へと飛翔せんと言わんばかりのマクラフリンさんのギター、骨太のベース・ラインに圧倒的なグルーブを生み出すドラムス、ギターと同じレベルでリードを務めるバイオリン、幻想的なシンセの音色……まさに「プログレッシブ」な大名曲!

KOH-1

Train to NowhereSavoy Brown

ここ日本ではフリートウッド・マック、そしてチキン・シャックを「三大ブルース・バンド」と呼ぶことがあり、その一角を占めるのが本稿で紹介するサヴォイ・ブラウンです。

1965年、当時18歳だったギタリストにして唯一のオリジナル・メンバーであるキム・シモンズさんを中心として結成され、長い活動歴の中で紆余曲折ありながらも一貫して「ブルース」を基盤としたサウンドを鳴らし、2020年代の今もバリバリの現役として活動を続ける生ける伝説のようなバンドなのですね。

彼らは本国イギリスよりもアメリカでの人気が高く、後にアメリカに拠点を置いて活動したということも特徴です。

そんなサヴォイ・ブラウンが1969年に発表したサード・アルバム『Blue Matter』は、初めてアメリカのチャートにランクインした彼らにとっては出世作と言える1枚。

A面の5曲がスタジオ音源、B面の3曲がライブ音源という変則的な作品となっているのも、いかにも60年代らしい雰囲気ですね。

どちらの音源もブリティッシュ・ブルースロックの粋を楽しめる逸品です!

KOH-1

Smells Like Teen SpiritsNirvana

強烈なディストーションにまみれたパワーコードのリフ一発で、世界をあっと言わせたニルヴァーナの歴史的な名曲です。

何か説明を加えることがはばかれるほどに有名な曲ではありますが、1990年代以降の音楽シーンにおいて最も重要な楽曲であり、オルタナティブロックを語る上で避けては通れません。

とはいえ、あまりにも音楽史的な文脈で語られ過ぎているというのも否めませんから、とくにオルタナティブロックを聴き始めた方には、なるべく先入観なしに聴いてみることをオススメします。

シンプルながらもソフト&ハードを駆使した楽曲構成の妙、カート・コバーンさんのボーカリスト&ソングライターとしての圧倒的な才能……本来の楽曲の良さそのものを、ぜひ味わってみてくださいね。

KOH-1

Under The BridgeRed Hot Chili Peppers

日本ではレッチリの略称で知られ、トータルセールスが全世界で8000万枚以上を記録している4人組ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの12作目のシングル曲。

5thアルバム『Blood Sugar Sex Magik』からのシングルカットで、全米2位を獲得したバラードナンバーです。

フックのあるギターのアルペジオと叙情的なメロディーとの融合は、トレードマークでもあるファンキーな楽曲だけではないバンドの奥行きを感じさせますよね。

ボーカルのアンソニー・キーディスによる自分との戦いを描いたメッセージが楽曲全体を哀愁で包んでいる、ロックバンドらしいざらついたサウンドが心地いいロックバラードです。

星野貴史

More Than WordsExtreme

ハードロックサウンドにファンクテイストを融合させた「ファンク・メタル」とも称される特徴的な音楽性で知られている4人組ロックバンド・エクストリームの楽曲。

2ndアルバム『Pornograffitti』に収録されている楽曲で、全米ナンバー1を獲得した代表曲です。

ボーカル、コーラス、アコースティックギターというシンプルなアンサンブルでありながら、そのメロディーの美しさとパーカッシブ奏法を用いたフィンガーピッキングによるギターサウンドが印象的ですよね。

アウトロでは高速のタッピングフレーズが盛り込まれるなど、最後までロックバンドらしいキャッチーなアレンジが光るロックバラードです。

星野貴史

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