World Ranking
素敵な洋楽ランキング
search
最終更新:
洋楽ロック人気ランキング【2023】

洋楽ロック人気ランキング【2023】

これまでに人気があった洋楽のロックをピックアップしました。

再生数の多かった曲をランキング形式で紹介しています。

どのような曲が人気なのかこれを見て参考にしてみてください。

プレイリストも更新中です。

もくじ

洋楽ロック人気ランキング【2023】

The Valentyne SuiteColosseum

厳かなハモンド・オルガンの響きとともに、バンドの中心人物でありテクニカル・ドラマー、ジョン・ハイズマンさんによるイントロのドラムスが入ってくる瞬間は、いつ聴いてもぞくぞくしていまいます!

イギリスが生んだプログレッシブ・ロック~ジャズ・ロックの草分け的な存在であるコロシアムが1969年にリリースしたセカンド・アルバム『Valentyne Suite』のラストを飾る同名の大作『ヴァレンタイン組曲』は、タイトル通り3つの楽曲で構成された組曲であり、シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』における最後の3ヵ月をテーマとしたドラマチックな名曲中の名曲。

バンドの持っていたブルース・ロックの要素も残しながら、ビッグ・バンドのようなアレンジを持ちこんだサウンドであり、その構成力はまさに圧巻の一言ですね。

ジャズ的なアプローチはドラムスとサックスなどに濃厚ながら、オルガンやピアノの音色はクラシック音楽的でもあり、重厚なバンド・アンサンブルはハードロックにも通じるものがあります。

むしろ並のハードロックが裸足で逃げ出す迫力のサウンドは、まさに60年代が生んだ英国プログレッシブ~ジャズ・ロックの金字塔的なものである、と言えましょう。

KOH-1

Under The BridgeRed Hot Chili Peppers

日本ではレッチリの略称で知られ、トータルセールスが全世界で8000万枚以上を記録している4人組ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの12作目のシングル曲。

5thアルバム『Blood Sugar Sex Magik』からのシングルカットで、全米2位を獲得したバラードナンバーです。

フックのあるギターのアルペジオと叙情的なメロディーとの融合は、トレードマークでもあるファンキーな楽曲だけではないバンドの奥行きを感じさせますよね。

ボーカルのアンソニー・キーディスによる自分との戦いを描いたメッセージが楽曲全体を哀愁で包んでいる、ロックバンドらしいざらついたサウンドが心地いいロックバラードです。

星野貴史

More Than WordsExtreme

ハードロックサウンドにファンクテイストを融合させた「ファンク・メタル」とも称される特徴的な音楽性で知られている4人組ロックバンド・エクストリームの楽曲。

2ndアルバム『Pornograffitti』に収録されている楽曲で、全米ナンバー1を獲得した代表曲です。

ボーカル、コーラス、アコースティックギターというシンプルなアンサンブルでありながら、そのメロディーの美しさとパーカッシブ奏法を用いたフィンガーピッキングによるギターサウンドが印象的ですよね。

アウトロでは高速のタッピングフレーズが盛り込まれるなど、最後までロックバンドらしいキャッチーなアレンジが光るロックバラードです。

星野貴史

IllusionIsotope

実質的な活動期間は5年程度、残したオリジナル・アルバムは3枚のみというキャリアながら、ジャズ・ロックやプログレッシブ・ロックを愛好するファンには知名度の高いバンドがイギリスのアイソトープです。

後にソロとしても活躍するギタリスト、ゲイリー・ボイルさん以外はメンバーは流動的だったアイソトープのサウンドは、むしろバンドの解散から何十年もたって再評価されました。

70年代の英国ジャズ・ロック王道とも言えるクロスオーバーなアンサンブルは非常に洗練されており、どのアルバムを聴いても間違いなく楽しめるものではありますが、今回はソフト・マシーンのベーシストとしても著名なヒュー・ホッパーさんが参加した1974年のセカンド作『Illusion』の表題曲を紹介しましょう。

ホッパーさんは作曲面でも多大な貢献を果たしており、ジャズ・ロックに興味のある方はもちろん、カンタベリー系のサウンドをお好きな方であればぜひチェックしていただきたいですね。

ボイルさんの流麗な速弾きを筆頭に、スリリングなバンド・アンサンブルは熱さを感じさせながらも、全体気にクールな雰囲気というのがいかにもイギリスのバンドといった趣です!

KOH-1

Don’t Look Back In AngerOasis

自他ともに認めるビートルズ愛あふれる音楽性と時代に合わせたサウンドを融合させた楽曲で世界的に人気を博したイギリス出身のロックバンド、オアシスの11作目のシングル曲。

シングルのリードトラックとしては初となるノエル・ギャラガーさんによるリードボーカルが特徴的で、全英シングルチャート1位を獲得したヒットチューンです。

良質なメロディーとギターサウンドとのコントラストは、古き良きロックの系譜を感じさせますよね。

美しさの中に激しさが内包されている、ロックバラードのスタンダードです。

星野貴史

LolaThe Kinks

最もイギリスらしいバンド、と言われて皆さんはどういったバンドを思い浮かべるでしょうか。

UKロックを愛する音楽ファンの中で、本稿で取り上げているザ・キンクスこそが「最もイギリスらしいロックバンド」と考えている方々、実はとても多いのですよ。

「UKロック史上最も過小評価されたバンド」と呼ばれることもあり、同時代にデビューしたザ・ビートルズやローリング・ストーンズと比べると知名度では残念ながら劣るのは事実ですが、その名の通り「ひねくれた」英国的なセンスで多くの名曲を作り上げた彼らをリスペクトするアーティストは多く存在しており、同じ兄弟バンドとして知られるオアシスのギャラガー兄弟やブラーといったブリットポップ世代のバンドたちもキンクスの熱狂的なファンなのですね。

パンクやメタルといった一見畑違いのジャンルのバンドからの愛され続けているキンクスのすごさはぜひ皆さんその耳と目で確かめてほしいのですが、今回は70年代の洋楽ロックの名曲特集ということで、キンクスが1970年に発表した名曲『Lola』を紹介しましょう。

ヨーロッパのみならずアメリカでもチャート9位というヒットを記録した、彼らの代表的な楽曲の1つです。

軽快なアコースティック・ギターの音色とエレキ・ギターの絶妙な組み合わせが織り成すキャッチーでポップな楽曲でありつつ、クラブで出会った男性と女装の男性との出会いを描いたという歌詞がフロントマン、レイ・デイヴィスさんの真骨頂といった感じですね!

彼らの曲はやはり歌詞が重要ですから、曲を気に入った際にはぜひ和訳などで歌詞をチェックしてみてください。

KOH-1

Stairway to HeavenLed Zeppelin

1970年代において最も売れたロック・バンドの1つであり、象徴的な存在として巨大な影響力を持つ存在といえば、1968年にデビューを果たしたレッド・ツェッペリンです。

ミュージシャンとしての素晴らしい才能と個性を持った4人のメンバーによる革新的なハードロックは、もはや芸術の域にまで達したといっても過言ではないでしょう。

そんな彼らが単なるハードロックの枠内を軽々と飛びこえて、あまりにも有名なイントロのアルペジオを奏でるアコースティック・ギターを軸として、徐々にドラマチックに変化していく楽曲展開が壮絶なまでに美しい名曲『天国への階段』は、まさに彼らの音楽の芸術性を物語る名曲中の名曲です。

8分に及ぶ大作であり、バンドの持つ比類なき創造性が生んだロックの歴史に残る楽曲であることは間違いありませんし、クラシック畑のミュージシャンからも称賛されているというのも、思わず納得してしまいますよね。

KOH-1

続きを読む
続きを読む